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 H28「厳寒」の中、消防署と合同で氷下潜水訓練を実施!

   

 小樽海上保安部巡視船ほろべつは、2月15日、16日の両日、北海道石狩市の茨戸川において、石狩消防署と合同で氷下潜水訓練を行いました。
 この訓練は、「小樽海上保安部と石狩北部地区消防事務組合との間の潜水救助及び災害対応訓練に係る覚書」に基づき平成13年に初めて行われたもので、今年で13回目の実施となります。
 訓練は、最低気温氷点下約10℃、水温約3℃という厳しい冷え込みの中、ほろべつと石狩消防署の潜水士及び支援班など約20人が参加。結氷した河川の開口部から釣り人が転落したとの想定のもと、転落者を開口部から担架に引き上げ救助する「要救助者救出訓練」や双方の潜水士が厚さ30センチメートルの氷の下に潜り、ほろべつと同消防署の潜水士により転落者を捜索する「合同捜索訓練」を実施し、訓練終了後は意見交換・検討会を行いました。
 今年は、結氷した環境下では初めての「夜間訓練」も取り入れましたが、日が傾くに連れ寒さも増し、潜水資器材やロープも凍りつく状態の中、携帯コンロで沸かした湯でこれを融かしながら遅くまで訓練は行われ、最後は心身共に疲労は限界に達しましたが、コンロで温められた缶コーヒーが彼らの疲れを癒し、お互いの労をねぎらって訓練を終了しました。
 巡視船ほろべつは、こうした訓練を今後も継続的に実施し、消防署との連携強化と厳しい環境下における捜索救助技術の向上を図り、万が一の出動に備えます!!